【閲覧注意】青雀ちゃんと……

【閲覧注意】青雀ちゃんと……


せっかくだからって家で酒盛りするんだけどこっちを信頼してるからなのかやたらと無防備で、自分だってそんな目で見てなかったのに悶々としはじめるんだ。そのまま夜も更けた頃に酔いを醒まそうとちょっと離席して帰ってきたら、酔いが回ったか頬に朱の差した青雀ちゃんが「へ~、こういうことだったんだ……」って言いながら本棚に入れてた筈の前に買った雑誌を読みながら言ってくるんだ。そこからなにかお互いにちょっと気まずくなって、もう夜も遅いし寝ようとなって灯りを消してベッド代わりのソファで目を閉じてたら何か物音が聞こえて、何かと思って目を開けたら頬染めた青雀ちゃんが顔を覗き込んできて「……ねぇ」って言ってくるんだ


「私のこと、そういう目で見てたの?」って明らかに酔った雰囲気で覗きこんできて、数か月とはいえもう住み慣れた家の筈なのに嗅ぎ慣れない良い匂いがしてきて、ただの良い牌友だった筈なのにその顔に我慢できなくなって、ガッと小さな肩を掴んで身体を起して口づけをするんだ。すると青雀ちゃんも驚いて、無理矢理だから最初は身体をそらそうとするんだけど、口づけがどんどん貪るように激しくなってお互いの唾液を交換して舌を絡めあうようになってくると、すっかり大人しくなって自分の背に腕を回してくるんだ


それで頭がくらくらしそうになってようやくお互いの口を離すと暗闇の中でお互いの生暖かい吐息が伝わってきて、「いいよ」って普段からは考えられないぐらい小さい声が聞こえてくるんだ。そのまま抱きかかえて、暗闇に目を慣らしてから青雀ちゃんが泊まるからって綺麗に敷いていた布団の上に仰向けに運ぶんだ。


布団の上でされるがままの、寝るために薄着になってた青雀ちゃんの服を脱がすと、薄くて小さいと思っていた青雀ちゃんの身体がちゃんと女性らしい膨らみを持っていて、我慢できなくなって、でも青雀ちゃんを傷つけないように胸を揉みしだくんだ。揉んでいるうちにやけに静かな部屋の中で青雀ちゃんの喘ぎ声が漏れだして、手のひらにコリっとした感触のものが感じられるようになってきて、指をそっちに移すと一層身体がビクンと反応してその可愛い姿に自分もどうしようもなく興奮してくるんだ。そのまま片方の手の指を下半身に持っていったらもう準備は万端の状態になっていて、それにまた我慢できなくなって濡れた指を早々に引き抜いて、覆いかぶさるようにして入れるよって耳元で囁いたら、何も言わずにコクンと頷いてきてそれがまた愛おしく感じて挿入してしまうんだ。その体位のまま貪るように腰を振ってると青雀ちゃんも抱き着いてきて、めちゃくちゃ近い顔に見惚れちゃってまた舌を絡めるようなキスを繰り返して、お互いに喘ぎ声と好きって言葉が止まらなくなって夢中で交尾し続けて、何度も何度も一緒に絶頂するんだ


そうしてたらいつの間には裸で抱き合ったまま寝てしまっていて、もう朝日が昇り始めてることに気が付くんだ。まだだらんと脱力してあそこから白濁した液が垂れたまま眠ってる青雀ちゃんを横目に冷静になってしまって、二人とも今日は仕事だったことに気づくんだけど、もうどうしようもないし休みの連絡を入れようとか考えてたら青雀ちゃんも起きてきてしまうんだ。夜のことを思い出してお互いに顔が見れない状態になってしまうんだけど二人とも身体も布団も体液でぐしょぐしょになっていて気持ち悪いから、「……とりあえず、お風呂借りるね」ってぎくしゃくした会話をしたあと身体を洗って服を着替えるんだ


むわっとした交尾臭をとにかく窓全開にして入れ替えて、二人で顔を突き合わせ……るとまた思い出してしまうからあんまり顔を合わせずに、お酒に充てられちゃった、完全な気の迷いだったからお互いに忘れようって話の流れになるんだ。青雀ちゃんはこめかみを掻きながら苦笑いして、「ここを出たら、全部忘れてまたいつもの日常に戻ってただの牌友ってことにしようよ。帝垣美玉はどうせ一人じゃできないんだし、顔を合わせると気まずくなっちゃうから。」って言って、自分もそれに頷くんだ。頬を叩いてからため息をついて「でも、流石に今日は太卜様に言って休暇にしよう……あ~、明日は絶対残業だなあ」っていつもの調子に戻った青雀ちゃんに、自分もいつもの調子をなんとか思い出しながらそうだなって返すんだ



それからちょっとだけ牌荘に行きづらくなって三日ぐらいしてから勇気を出して入ったら、偶々青雀ちゃんだけがいて、聞くところによれば他の牌友は今日予定が合わなかったらしく二人で打つことになるんだ。あの事を意識しないように努めて打つんだけど、青雀ちゃんが牌を掴む度に腰を打ち付けながらギュッと手を握った感触を思い出して、掴んだ牌を自身の前に持っていく度にその服に隠れた胸が脳裏に過るんだ。ただの牌友、ただの牌友と邪念を追い払いながら牌を打つんだけどムラムラとした気持ちが我慢できなくなってきて、これ以上はいけないと思って一局が終わったタイミングで用事ができたって言って席を立ったら「待って」って青雀ちゃんに手を握られるんだ。なんだと顔を上げたら顔を赤らめた青雀ちゃんが内股気味にもじもじしながら「このあとって時間あるかな。あなたの家で牌棋譜の検討がしたいんだけど……」って誘ってきて、なんとなくお互いにそういう気持ちになっちゃってることを察しちゃうんだ。そこからお互いに不自然なまでに何も言わなくなって、いつもは夜までやってた帝垣美玉をその一局で切り上げてから二人であの日みたいに家に帰るんだ


家に招いたあと、一応「牌棋譜の検討、だよね」って聞いたら慌てて肯定してきて、端末に入れていた牌棋譜の本をソファで肩を並べて読み始めるんだけど、前までは気にも留めなかったのに意識が匂いやうなじのほうから覗く背中なんかにいってしまって自然と勃ってしまうんだ。それに気づいたのか青雀ちゃんが顔を赤らめながらそっと股間にちっちゃい手を伸ばしてさわさわと服の上から触ってきて、それで完全にスイッチが入ってしまって自分も青雀ちゃんのあそこに指を持っていくんだ。そうやってお互いに弄っているうちに牌棋譜の検討なんて言い訳も忘れて徐々に歯止めが利かなくなってきて、気が付くとソファで青雀ちゃんを押し倒して、青雀ちゃんから「あっ」と期待するような声が漏れるんだ


次の日からまた青雀ちゃんとは一緒に帝垣美玉を打つ仲に戻って、他の牌友と一緒に打つ日常に戻るんだけど、定期的に二人の間だけで「牌棋譜の検討会」が行われるようになるんだ





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